2010年1月19日火曜日

2009年9月5日 「Tetsuo」レッドカーペット&上映!

仮眠を取って、日が暮れた後、再び映画祭会場へ。
62番のヴァポレットに乗ったら、会場裏の船着き場に着きました。



Sala Grandeでは、「Tetsuo」上映前の作品「Yi ngoy」という香港映画のレッドカーペット中です。

会場隣のカフェは、人でいっぱい。コーヒーとチョコクロワッサンを注文し、テラスの席で腹ごなし。カフェオレもクロワッサンおいしいです。
  
海獣シアターの川原プロデューサーに電話してみると、ボランティアたちは11時半にホテル前で集合、と教えてもらいました。

ホテル前では、オレンジの車の中に、マネキンの顔にプロジェクターから男女の顔の映像を映し、録音した会話を流すという展示があって、人だかりができていました。
 Hotel Excelsior 正面。ここから左に向かって1分ほど歩くと映画祭会場。


 
 ホテルのロビーにて。ブレブレですが、主演のエリックです。

ボランティアたちは、先に会場入り。スポットライトに照らされ、プレスが鈴なりのレッドカーペットをゾロゾロ歩いて入場。他は全員正装してましたが、私だけGパン…。デジタルビデオカメラで撮影しながら、皆について行きました。

レッドカーペットへ。助監督の林さんと制作の斉藤さん。
館内に入ると、皆で2階席の後ろに座ります。私はオンラインでチケットを買い、一般客として単独で観るつもりだったのに、どさくさまぎれにラッキーな展開に。でも先に入っちゃったので、監督達がリムジンで乗り付けてレッドカーペットを歩くところが見られないのが残念。
 
ボランティアの一人とちょっと下に降りてみました。
ちょうど、監督達が館内に入って、写真をバチバチ撮られているところに間に合いました。

エリック・ボシック、桃生亜希子、塚本監督、中村優子

ピントが谷島プロデューサーに!


上映前にごあいさつ。
コンペ部門の公式上映なので、審査員長のアン・リーも場内にいたとのこと。
 
めずらしくエリックもやや笑顔

<上映中>

(C)TETSUO GROUP 2009

<上映終了>

うー、感慨で胸一杯です。
観客は、すぐ席を立って帰っていく人もいれば、熱心にスタンディングオベーションしてくれる人もいました。ベネチア映画祭は、塚本監督とは縁浅からぬところ。監督の新作を楽しみにしていたファンも、たくさん来ていたに違いありません。

 
終わった直後、2階の踊り場。
みんなヤケにテンションあがっちゃって、写真の撮りっこ。

せっかく桃生さんがおちゃめにポーズとってくれたのに、光量不足で残念。

★この時の様子のダイジェスト動画★

終わった後(深夜2時過ぎ)、会場外に設置された広告用スクリーンに、なんちゃってアニメのような映像が流れていました。

正体は、ヘルシンキ映画祭のトレイラーでした。

てーわけで、お疲れ様!

★おまけ★
映画祭がアップした「鉄男」関係クリップ


記者会見。
わけあって、プレスパスを返上したので出席できず…(T_T)

Photo call. 監督、エリック、プロデューサーのお二人。
監督とエリックがひょうきんです。

エリックへのインタビュー。役作りについて。


2010年1月13日水曜日

2009年9月5日 イタリアのクレイアニメ"SPUTNIK 5"

バタンバタンという扉の開閉する大きな音で、目が覚めました。まだ8時前。窓を開けると、風が強いです。宿のそばに小さなカフェがあり、店の前のテーブルに座る男性が犬連れで、通りかかるお散歩犬たちが、あいさつしてました。ベニスはわんこが多そう。




★朝の散歩わんこたち (20秒)★

宿のキッチンで備え付けのトーストとカプチーノをとっていると、ジョギング帰りのフランス人宿泊客の若者が入ってきました。ここのコーヒーメーカーは時間限定で、「出ないぞ」と下に文句を行ってきたんですって。部屋に電話なぞないから、ロビーに用事があるときは降りてかないといけないのです。それから、飛行機のリコンファームをしたいから私のPCを使わせてくれと頼まれました。かなりマイペース野郎な感じです。この宿にインターネット回線はなく、野良ネットを捕まえるしかないのですが、受信も悪いし、どれもパスワード入力が必要でうまくいきません。

今日は12時に「鉄男」記者会見があります。

私は、オンラインで券を買っていた"SPUTNIK 5"(「スプートニク5」)を観に行きます。映画祭の上映作品の説明で、言語欄が、「動物語」とあったので、観たくなりました。スチル写真は掲載されていなかったので、どんな映像かはまったくわからないけれど、1960年、スプートニク5号で打ち上げられた犬やネズミを扱った、ドキュメンタリーらしいです。これはコンペ部門ではない、Controcampo Italiano(イタリアの新潮流?)部門での上映です。モニカとローマ広場のバス職員に聞くと、51番か52番のヴァポレットが早いと教えてくれました。風が強いから今日は雨になるかも、だそうです。



椅子、ふかふか。
会場のSala Grandeに着いたのがギリギリで、走って入ろうとしたら係員に「待て待て」と止められて、チケットの確認をされました。入ったら、満員でちょっとビックリ。監督さんたちがやって来て、大きな拍手の後、上映が始まりました。あら、製作会社のロゴがコマ撮りだわ(パペットが横1列に並び、首がとんで文字になるというもの。少しウケてました)と思ったら、ナント、本編もクレイアニメーションでしたぁ〜!!

これはさい先がよいわい、とうれしさいっぱいで観てましたが、動物語にイタリア語字幕がついてるので、何をしゃべってるのかさっぱりわかりません。しばらくして、スクリーンの下にレーザーで英語字幕が表示されてるのに気がつきました。


ラッセ・ハルストレム監督の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」で主人公が、「彼よりはマシ」と心のなぐさめにしていたライカ犬は、打ち上げ後数時間で、死んでしまったほうのかわいそうなワンコですが、こちらは軌道上に打ち上げられ、無事に地上に生還した犬たちのお話でした。(ちなみにウィキベディアによると、ライカ犬の死の真相は長きにわたり伏せられており、ストレスでも過熱でもなく、実は酸素の供給不足が原因だったのだそうです)

後で、スチル写真が一枚でもないかとネットを探したのですが、見つからずじまいでした。多分もう観る機会はないのだろうなぁ。

さて、"SPUTNIK 5"は9分ほどの短編。この後続けて、"Cosmonauta"という長編実写映画が始まりました(そんなことも知らなかった、うかつものの私)。

こちらも、スプートニク時代のお話で、共産主義にかぶれた兄と妹のお話。当時のイタリアは、女性が軽く見られていて、例えば利発な妹が共産主義仲間の学生達の集まりで発言をしても、最初は女の意見としてバカにされ、そのうち1人が同じことを言うと、それはいいね! とその男子学生の意見として、採用されるという案配。共産主義に引き入れたのはお兄さんの方なのですが、彼はとっても優しいのに、持病があって、少し記憶障害なども出てきています。早熟な妹は、だんだんそんな兄をうとましく思うようになるのですが…。

監督は"SPUTNIK 5"と同じ、Susanna Nicchiarelliという女性でした。たいへん心温まる小品で、上映後は暖かいスタンディングオベーションに会場が包まれて、スタッフ・キャストも感激して、よい雰囲気でした。映画祭ならではですねぇ。


ノースリーブの人が多分監督

 
別の上映会場のロビーで展示されていたもの。
なんなんだろー。

「Tetsuo」上映は深夜0時なので、一旦宿に戻ります。
ローマ広場のそばに、生協がありました。


生協のレジ壁。さすがイタリア…。


2010年1月6日水曜日

2009年9月4日 会場下見



ゲストハウスに荷物を置いて、すぐに外出しました。歩いて5分のローマ広場に行く途中、絵に描いたようなゴンドラの漕ぎ手がすい〜っと橋の下を通っていきます。何かの撮影用らしく、ビデオカメラで撮影しているスタッフもいました。実際にこんな帽子を被ってる漕ぎ手、最後まで見かけませんでした。



また水上バスに乗って、リド島に引き返しました。
映画祭のメイン会場に行く途中、青い羊たちがおりました。これもビエンビナーレ用の展示なのかな。


"Blue Sheep"って奥の看板に書いてあります。

監督たちは、午後2時からのプレス試写に出席しているのかしら。


 これは正面じゃなくて、裏手というか、脇のあたり。上映館の1つですが、レッドカーペットつきの上映は場内の別の建物で行われます。


カフェテリア。

案内所。まだ開催2日目の昼下がりのせいか、場内の人影はどこもまばらで、ちょっと拍子抜け。ホントにここなの? ってちょっと心配になってしまいました。日を追うにつれてどんどん活気が出てきましたけどね。




 今年から、場内の一角にしつらえられたスクリーンに、レッドカーペットや記者会見の様子などが映されるようになりました。今映ってるのがレッドカーペットのある入口。

将来の会場の姿を描いたパネル…らしいです。イタリア語の説明しか載ってなくて。


テントの中では、何かのレクチャーか何かが進行中。

さて、明日はいよいよ、"Tetsuo"の公式上映です。

2010年1月3日日曜日

2009年9月3日 ベニスへ

9月2日から12日まで開かれる第66回ベネチア映画祭に向けて、いよいよ出発です。
旅程は、サンフランシスコ空港→JFK空港→パリのドゴール空港→ベニスのマルコ・ポーロ空港。


ドゴール空港

ドゴール空港でベニス行きの便に乗りこむ時、塚本監督とアスミックの谷島プロデューサー、櫻糀宣伝プロデューサーのご一行とバッタリ。監督とお会いするのは、「Tetsuo The Bullet Man」の撮影が終わった後、スタッフ&キャストのために催された4月のお花見以来でしょうか……。
 
桜、きれいでした。


エールフランスの軽食。
ベニスまでは1時間40分。


ベニスに到着! もう4日です。
イタリア語だ、イタリア語だ。


「前回の時と変わったなー」と、以前に何度も来ている監督と谷島プロデューサー。
奥に見えるのは映画祭が用意してくれた獅子のロゴ入りヴァン。
ご厚意でリド島まで私も同行させていただきました。

 
イタリア本島からリド島へ向かう水上バスで、シンガポールの監督Tzu Nyen Ho氏と談笑する監督。Tzu Nyen Ho氏の"EARTH"は、CORTO CORTISSIMO というイベントで上映されました。「Tetsuo」はコンペティション部門(Venezia 66)です。
私は緊張と興奮のあまり、ちょっとはしゃぎすぎました。





でも、次々とこんな光景が目に飛びこんで来るのです。興奮せずにいられましょうか…。現地で監督や他のスタッフと会えるのかも分からなかったのに、同道してるし(^_^;)。


黄金の獅子ならぬ、象が!
象の立像を見たのはこの時だけでした。水路が違うのかな。
 
監督らの宿泊先、ホテルエクセルシオールの船着き場へ…。



ホテルのロビー。
私はここで別れ、途中、やり過ごしたベニス本島へ。
空港からの行き方は調べておいたのですが、予定が変わったので、ここからどうすればいいやらさっぱり。幸い、ホテルから映画祭会場までは目と鼻の先で、会場と水上バス乗り場を行き来するシャトルバスを見つけました。


ベニス島行き水上バス(ヴァポレット Vaporetto)。水しぶきを避けて着席するも良し、外の手すりにつかまりながら景色と風を楽しむも良し。


ゴンドラ…(T_T)。


「シェー」?


煙草の箱と椅子の大きなオブジェ。今年はビエンビナーレも開催中。


そうこうするうち、一時間ほどでローマ広場に到着。重いスーツケースを引きずり引きずり、宿泊先のゲストハウスResidenza Ca' Darioへ。普通に歩けば5分ほどの、Santa Croce地区にあります。Santa Croce=Santa Cruz、サンタクルーズ! ベニスの街中は石造りの建物と建物の間を狭い路地が通り、迷路のようで、方向音痴の私には悪夢のよう。目に付いたホテルのロビーで道を尋ね、あるべき場所に宿のサインを見つけられず、レストランで聞いたら、その店の向かいの建物のいくつか並んだ扉のひとつが、目的の宿でした。扉を開けると、机が一つ置かれた狭いオフィスで、30代ぐらいの女性が一人、座っています。メールでやりとりをしたモニカです。チェックインを済ませ、3階まで、狭い階段をスーツケースを持ってくれました。部屋はなかなか優雅で、良い感じです。さすが元修道院だったという建物。上の階が修理中とかで、廊下の隅に脚立が立てかけられていて、天井の一部が取り払われて、上の部屋がすこし覗いていました。物置部屋のようです。物音がしても気にしないでね、と言われました。バスルームは共用です。貧乏旅行なので、宿にあまりお金をかけられません。ユースホステルはちょっと不安だったので、バスルーム共用の分やや安いここにしました。一泊70(weekday)&75ユーロ(weekend)です。着いたとき、この階の他の2つ部屋に人気はなく、ホッ。